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回想自転車旅行記~43

201211/27

浅井 良則

1969年 3月21日 金曜日晴れ

昨晩は、曇りもようだったので屋根のある公園のベンチに寝袋を広げて寝る。しかし今朝は霧こそ少しかかっているものの太陽が出て良い天気だ。かすかにかかった霧の中にサン・セバスチャンのビルの並々が見えている。乳白色のガラス越しに見ているようでとても美しい。 YHでの情報によると、フランスは特にパンやタバコはスペインより高いとのことだ。今日はフランスへの国境を越えるので残りのペソで食料やタバコの買い込みをする。買い物を終えて、国境に向かって走り出すと昨日から痛み出していた右のすねっこが痛くたてペダルが踏めない。なんとか左足だけでこいで1Kmほど進むと、次の1Kmは押して歩くが、風は向かい風で思うように進まない。なんとか国境を悪戦苦闘して越えている時、マドリッドのYHで一緒だったスイス人のカップルが「ヤー」と手を振って、ワーゲンのバンで通り過ぎて行った。この時ほど自転車旅行のつまらなく感じたことはない。それでも今日は、よく頑張って100Km進めた。 雨が少し降り出したので山小屋の軒下にて寝る。

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和歌山で家を建てる 浅井良工務店

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浅井 良則

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