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高断熱高気密|体感できる施設ができました

高断熱高気密な家を体感でいる施設が近場にできました。
場所は、南港にあるLIXIL|住まいStudio。

魅力は、高断熱高気密をテーマに3つの断熱・気密レベルの違うお家を
体感することができます。

南港にあるLIXIL|住まいStudio

3つのお家の仕様はこんな内容です。

 昔の家
(昭和55年基準)
UA値:1.43W/㎡K
Q値:5.85W/㎡K
C値:14.65 W/㎡K
換気扇:なし
 今の家
(平成28年基準)
UA値:0.85W/㎡K
Q値:2.62W/㎡K
C値:4.48 W/㎡K
換気扇:給気・排気ファン
 これからの家
(HEAT20 G2)
UA値:0.45W/㎡K
Q値:1.32W/㎡K
C値:0.70W/㎡K
換気扇:第一種熱交換換気

現在、特に現行省エネ基準である外皮平均熱還流率UA値(ユーエーチ)で、断熱レベルを比較する時代になっていますが、実際その数値がどれくらいの体感になるのかをイメージするのは、一般の方には大変難しいことかと思います。

しかし、この体感施設では外気温0℃、室温はエアコンを20℃設定にした状態を24時間キープし、3つのお家の断熱・気密レベルの違いを体感し、比較することができます。

ちなみに、お家の間取りはエアコンをつけた暖房室のリビングと隣接する無暖房の小さな部屋、そしてトイレとなります。

3つの家を赤外線カメラで撮影した生動画が見れます。

こんな感じで、温度の違いを色で表現した映像で、外気の影響を受けて寒くなっている場所がはっきりとわかります。

南港にあるLIXIL|住まいStudio

●昔の家(昭和55年基準)
省エネ基準が、日本で初めて生まれました。現行の省エネ基準1等級となります。
一部屋の暖房光熱費:28,000円(暖房時期:4ヶ月間)※月7,000円

 昔の家
(昭和55年基準)
 
上下温度差 7.6℃
部屋間温度差 10.4℃
テーブル下温度 14.9℃
窓際温度 20.6℃

 

南港にあるLIXIL|住まいStudio

●今の家(平成28年基準)
現在の省エネ基準4等級(長期優良住宅が認定取得できます。)
一部屋の暖房光熱費:13,000円(暖房時期:4ヶ月間)※月3,250円

 今の家
(平成28年基準)
 
上下温度差 3.9℃
部屋間温度差 10.4℃
テーブル下温度 19.2℃
窓際温度 21.8℃

 

南港にあるLIXIL|住まいStudio

●これからの家(HEAT20 G2)
日本の住宅を高い断熱レベルを目指す民間団体が示す和歌山の基準
一部屋の暖房光熱費:7,000円(暖房時期:4ヶ月間)※月1,750円

 これからの家
(HEAT20 G2)
 
上下温度差 0.7℃
部屋間温度差 3.6℃
テーブル下温度 21.6℃
窓際温度 22.4℃

 

南港にあるLIXIL|住まいStudio

3つのお家の測定温度を比較していただくとわかるとおり、まず上下の温度差が『昔の家』が7.6℃に対して、『今の家』で3.9℃です。そして『これからの家』はなんと0.7℃と歴然の差があります。体の上下間で感じる温度差は大変不快なものです。できれば『これからの家』に暮らしたいと思いますよね。

次に部屋間の温度差です。これがヒートショックを起こす一番の原因となります。ちなみに、ヒートショックは5℃以上の温度差があると起こるリスクがあると言われています。

ヒートショック

では『昔の家』は何度かというと温度差10.4℃です。正直超ヤバいですね。しかし、昭和のお家に暮らしたことがある方は皆さん容易に想像がつくのではないでしょうか。実は私もその一人で、この施設で体感した際は真っ先に実家を思い出しました・・・笑。

では『今の家』というと、なんと温度差10.4℃と『昔の家』と同じではありませんか!?これは実はトイレに設置した換気ファンの影響が大きいです。トイレと隣接した無暖房の部屋が、気密性の悪い窓などの隙間から外気が侵入し部屋の温度が下がっていることが原因となります。これは昭和や平成の家だけではなく、ここ最近のお家でも実はよくあるケースと思います。

気密測定

やはり換気方法はもちろんですが、気密性も重要だと再確認できますね。実は浅井良工務店の家は全棟気密測定を実施しており、『これからの家』のC値を上回る0.5㎝2/㎡以下を約束させて頂いております。ちなみに国が認定している長期優良住宅を取得できても、この環境では正直暮らしたくないのが本音ではないでしょうか。

では『これからの家』はいかがでしょうか。温度差3.6℃です。やっぱりこうでなきゃ!ですね。浅井良工務店が建てる家も、高断熱高気密仕様です。実は『これからの家』よりも数値は良いんです。でも何故そこにこだわるのかというと、快適な暮らしは家の中の温度差で決まる!って言いきってはいませんが、それに近いものがあると私たちは考えています。その為に、玄関からトイレや洗面室まで本当に温度差の少ない快適な住まいを実現することを前提に全てのお家の計画をおこなっております。

最後に、施設にこれから行かれる方にアドバイス

まず、体に触れる部分は足元なので、スリッパは履かずに体感することをお勧めします。また、部屋着に近い体感をした方がリアルなので、厚着は禁物だと思います。

後一つ言うと、エアコンは24時間稼働し続けているので、暖房室であるリビングでも体感の違いは歴然ですが、是非とも無暖房である隣接部屋とトイレの比較をしてみてください。真冬の1月2月の外気温が最も低くなる朝6時ぐらいの体感を味わうことが出来きます。

ちなみに、浅井良工務店で家づくりをご検討していただけるお客様につきましては、私共の方で施設への予約から、現地でのご体感のご誘導をさせて頂きます。是非、ご希望ある方はお申し出くださいませ。

 

 

2020.10.30

この記事を書いたスタッフ

浅井良工務店

和歌山に住まう人へ贈る家づくり
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パッシブデザイン設計、SE構法、高断熱高気密、認定長期優良住宅なら浅井良工務店へ。

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