光と風、人がつながる建築。ズントーの「マサンスの老人ホーム」
新築・リノベーション・リフォームをおこなっている
浅井良工務店の松本です。
今回は、スイスの建築家ピーター・ズントーが設計した「マサンスの老人ホーム」をご紹介します。
この建物を見て感じるのは、シンプルなのに、どこか温かく、ずっと居たくなるような心地よさ。
その理由を少し考えてみました。
素材と光がつくる、心地よい空間
まず目を引くのが、石や木、ガラスの組み合わせです。
重厚感のある石に、温かみのある木。そして、大きなガラス窓。
異なる素材が自然に調和していて、飾りすぎない美しさがあります。
特に印象的なのが、たっぷりと差し込む太陽の光。
窓から自然光が入り、室内に明るさと開放感を生み出しています。
こんな場所なら、何もせずに窓の外を眺めているだけでも、気持ちよく過ごせそうですよね。
廊下が、人と人をつなぐ場所に
もうひとつ面白いのが、共用スペースのつくり方です。
廊下側には大きなガラス窓が設けられ、外の景色や自然の光を感じられる開放的な空間になっています。
また、共用部分がゆったりと確保されているので、部屋から一歩出れば、誰かと顔を合わせたり、ちょっとした会話が生まれたり。
ただ移動するための廊下ではなく、人と人が自然につながる場所。
こうした空間の使い方は、住宅の設計にも通じるものがあると感じます。
暮らしの豊かさは、間取りだけでは決まらない
この建物を見て改めて感じるのは、心地よさは広さや設備だけで決まるものではないということ。
朝、窓から入るやわらかな光。
季節の風を感じながら過ごす時間。
家族が自然と集まり、何気ない会話が生まれる場所。
そんな日常の小さな心地よさが、暮らしを豊かにしてくれるのだと思います。
浅井良工務店でも、太陽の光や風など、自然の力を活かす「パッシブデザイン」を大切にしています。
ただ窓を大きくするのではなく、夏の日差しを遮り、冬には暖かな光を取り込む。
その土地の環境や、ご家族の過ごし方まで考えながら、一つひとつ設計しています。
家は、ただ生活するための箱ではなく、毎日の時間を心地よく過ごすための場所。
これからも、そんな視点を大切に家づくりをしていきたいと思います。
皆さんは、どんな場所にいると「心地いいな」と感じますか?
浅井良工務店の「家カフェ」では、間取りや性能の話だけでなく、そんな日々の暮らしについてもお話ししています。
これからの暮らしを少し想像しながら、気軽にお話ししてみませんか?

















