建物だけじゃない。暮らしを豊かにする“緑の設計”
和歌山県で和歌山・南大阪を中心に地元密着で
新築・リノベーション・リフォーム
をおこなっている浅井良工務店の松本です。
今回は「シンボルツリー」について
少しお話ししたいと思います。
家づくりというと、どうしても間取りや
外観、性能、収納、動線といった
建物そのものに目が向きがちです。
もちろん、それらはとても大切です。
でも、実際に暮らし始めてから
ふと心がゆるむ瞬間って、
意外と「窓の外に見える緑」だったり、
「季節ごとに変わる花」だったり、
「外壁に映える植物の影」だったりするんですよね。
我が家の玄関脇には、ライラックを植えています。

春になると紫色の花を咲かせてくれて、
近づくとふわっと良い香りがします。
この香りがけっこう好きで、
玄関を出入りするたびに
少しだけ気持ちが整うような感覚があります。
住宅の設計をしていると、
どうしても建物の形や素材、
窓の位置などを考える時間が多くなりますが、
暮らしの豊かさは
建物だけで完結するものではないと思っています。
植栽があることで、
建物の表情はやわらかくなります。
外壁が黒いガルバリウムなので、
そこに緑が入ると、
より植物の色がきれいに映えてくれます。
黒い外壁はかっこよく、
シャープな印象になりやすいですが、
そこに木のフェンスや植物が加わることで、
少しやさしい空気感になります。
この「かっこよさ」と「やわらかさ」のバランスは、
個人的にもすごく大事にしているところです。
背後のウッドフェンスには、
ヘデラが広がっています。
最初はまだフェンスの木の印象が強かったのですが、
時間が経つにつれて少しずつ緑に覆われていき、
今では“緑の壁”のようになっています。
建築当初と今の様子を見比べると、
植物が育つことで空間の雰囲気が
こんなにも変わるんだなと改めて感じます。
家は完成した瞬間が一番良い状態、
というよりも、
暮らしながら少しずつ
育っていくものだと思います。
木の色が変わったり、
植物が伸びたり、
庭の雰囲気が変わったり。

そういう変化が重なって、
その家らしさが深まっていく。
設計の仕事をしていると、
完成した姿を考えるのはもちろんですが、
数年後、十年後にどんな表情になっているかも
想像しながら考えることがあります。
そしてもうひとつ、
ウッドデッキには
ハナミズキを植えています。

こちらは、家の中から
緑を楽しめるように考えて植えました。
窓の外に少し緑が見えるだけで、
室内の居心地はかなり変わります。
ずっと外を眺めているわけではなくても、
視界の端に緑が入るだけで、
どこか落ち着くんですよね。
シンボルツリーというと、
家の正面に大きく植えるものを
イメージされる方も多いかもしれません。
でも、私自身は
「どこから楽しむ木なのか」
を考えることが大切だと思っています。
通りから見たときに
建物をやわらかく見せる木なのか。
玄関を出入りするときに季節を感じる木なのか。
リビングやダイニングから眺めて、
ほっとできる木なのか。
ウッドデッキで過ごす時間に寄り添う木なのか。
同じ一本の木でも、
植える場所や見え方によって、
暮らしの中での役割は変わります。
今回の我が家でいうと、
ライラックは外からの見え方や
通りすがりの人への印象も意識しています。
家の前を歩く人が、
少しでも緑を感じられるように。
黒い外壁と木のフェンスだけで
終わらせるのではなく、
そこに植物があることで、
街並みに対しても
少しやわらかい印象を
つくれたらいいなと思いました。
一方で、ハナミズキは
家の中から楽しむための木です。
室内で過ごしているとき、
窓の外に緑が見える。
春には花が咲き、
夏には葉が茂り、
季節の変化を感じられる。
そういう小さな変化が、
日々の暮らしを少し豊かにしてくれます。
浅井良工務店の家づくりでは、
建物そのものの性能や構造、
快適性を大切にしています。
和歌山の気候風土を読み解き、
熱や光、風の入り方を考えながら設計すること。
地震に対して安心できる構造を考えること。
永く快適に暮らせる住まいをつくること。
それらはもちろん、
家づくりの土台としてとても大切です。
ただ、そこに「暮らしの余白」が加わることで、
住まいはもっと豊かになると思っています。
窓から見える一本の木。
玄関先で香る花。
外壁に映える緑。
家族だけでなく、
通りすがりの人にも
少し心地よく感じてもらえる外まわり。
そういったものまで含めて、
家は“暮らしの場所”になっていくのだと思います。
設計担当として、
お客様とお話しするときにも、
間取りや性能だけではなく、
「どんな時間を過ごしたいか」
「家の中から何を見たいか」
「庭やデッキをどんなふうに使いたいか」
「帰ってきたときに、どんな気持ちになりたいか」
そんなことも大切にしながら
考えていきたいと思っています。
家づくりは、
建物をつくるだけではありません。
これからの毎日をどう過ごすかを、
一緒に考えていく時間です。
シンボルツリーや植栽も、
その暮らしを豊かにする大切な要素のひとつ。
派手なことではないかもしれませんが、
日々の中でふと目に入る緑が、
暮らしの心地よさをつくってくれることがあります。
これから家づくりを考えられている方は、
ぜひ建物だけでなく、
「外とのつながり」や「緑の見え方」
も少し意識してみてください。
自分たちの暮らしに合う植栽や
外まわりを考えることで、
住まいの心地よさはぐっと深まります。
浅井良工務店の家づくりが気になる方は、
まずは資料請求や

初回面談の「家カフェ」へお気軽にお越しください。

家カフェでは、建物の性能や構造のことはもちろん、
和歌山で心地よく暮らすための設計の考え方や、
日々の暮らしが少し豊かになる
住まいのつくり方についても、
ゆっくりお話しさせていただきます。
皆さまの暮らしにとって、
どんな住まいが本当に心地いいのか。
ぜひ一緒に考えていけたら嬉しいです。















