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建物の構造の違いを知ろう。

  • コラム

建物は、柱や梁などの構造に支えられて成り立っています。

この柱や梁に、種類があることをご存じでしょうか。

【 住宅構造の種類 】

  • ◆ 木造
  • ◆ 鉄筋コンクリート造
  • ◆ 鉄骨造

住宅は、主に上記の3種類の構造に分類されます。

一時は、鉄筋コンクリート造の住まいが流行した時代もありましたが、

今は木造の平屋に人気が集まっています。

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それぞれのワードは耳馴染みはありますし、おおよそのイメージはつきますよね。

ですが、具体的に構造ごとにどんな違いがあるかまでご存知の方は少ないのではないでしょうか。

以下で改めて確認してみましょう。

■ 構造躯体別の住宅の特徴

木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造、それぞれの特徴は以下の通りです。

木造 ▶ 構造躯体が木材・資材の種類により強度や効果が異なる
【メリット】
・自由度が高く設計や増改築しやすい
・木材は吸湿性、放湿性、断熱性に優れている

【デメリット】
シロアリの害虫被害を受ける場合がある

【法定耐用年数】
22年

従来より日本で行われてきた工法で建てられた木造の家には、上記のような良い点・悪い点があります。

デメリットの点に関しては、基礎の工夫や防蟻処理のされた木材の利用、定期的な点検やメンテナンスが必要になりますが、必要な手を加えれば増改築も容易なため、世代を超えて永く快適に住まうことが可能なことが特徴です。

鉄筋コンクリート造 ▶ 鉄筋を骨組みにしたコンクリートが構造躯体・一般的に高い耐久性で知られる
【メリット】
木造と比較して、耐震性・耐久性・耐火性・遮音性に富む

【デメリット】
コンクリートは熱を吸収するため、夏は熱く、冬は寒い

【法定耐用年数】
34年

鉄筋コンクリート造の建物は、鉄筋を網目に組んだ中にコンクリートを流し込んで造るものです。

デメリットの点については、リノベーションを行う際は断熱性能を高めることが重要になります。

健康に住まい続けることを考えた場合、家の中の温度を可能な限り安定させておくことが大切です。

断熱気密性能の点を工夫することで快適性を維持することができるでしょう。

鉄骨造 ▶ 鉄骨を構造躯体とする・一般的に重量鉄骨ラーメン構造と呼ばれる
【メリット】
木造と比較して、耐震性・耐久性に優れている

【デメリット】
経年腐食する。火災に遭った場合、ヒートブリッジが起きる可能性が高い。

【法定耐用年数】
・軽量鉄骨 19年
・重量鉄骨 47年

鉄骨造は大きく分けて2種類で、軽量鉄骨造と重量鉄骨造があります。

住宅の場合は、軽量鉄骨造が一般的。

軽量躯体のため、鉄骨としては設計の自由度が高く好まれています。

デメリットの点については、しっかりと防錆対策をすることが重要です。

耐火性や遮音性は鉄筋コンクリート造と比較すると劣るため、対策は検討する必要があります。

POINT
自宅の構造の特徴を知ることが大事!
リノベーションの際は、しっかりと調査した上で、自宅構造のデメリットを押さえた
適切なリノベーションを施しましょう。
10年、20年、30年先までと、永く安心して暮らせる住まいを叶えるための大切なポイントです!

法定耐用年数とは、「建物の資産価値」がなくなるまでの年数のことで、およその目安の数字です。

実際の耐久度を示すものではないので、それぞれのデメリットの点を考慮して、手を掛けていくことで長持ちさせることができます。

実際にリノベーションやリフォームを検討するかどうかに関係なく、


ご自宅のリノベーションについて、ご質問がある方は、お気軽にご連絡ください。

専門知識を有するスタッフが丁寧にご回答いたします!

STAFF
浅井良工務店

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