建築費だけじゃない!
生涯コストから考える家づくり
家づくりを考え始めると、
やはり気になるのがお金のこと。
土地代や建築費、住宅ローンの返済など、
これから必要になる費用を調べたり、
住宅会社の見積もりを比較したりする方も
多いと思います。
でも、家にかかるお金は、
建てるときに支払うお金だけでは
ありません。
住み始めてから毎月支払う光熱費も、
10年、20年、30年と積み重なれば、
決して小さな金額ではなくなります。
だからこそ、家づくりの
予算を考えるときには、
「建てるときの費用」と
「住んでからの費用」を
一緒に考えることが大切です。
今回は、毎月の光熱費に関わる
「パッシブデザイン」を通して、
永く暮らす家のコストについて
考えてみたいと思います。

01|家を建てた後、
どれくらいのお金がかかる?
住宅の価格を比較するとき、
まず目に入るのは
建築費ではないでしょうか。
同じ広さの家でも、
住宅会社によって価格は異なります。
ただ、その金額だけでは、
住み始めてからの費用までは分かりません。
例えば、毎月の冷暖房にかかる電気代。
夏は暑く、冬は寒い家では、
室内を快適な温度に保つために、
より多くの冷暖房エネルギーが
必要になる場合があります。
反対に、外の暑さや寒さの影響を
受けにくい家なら、
少ないエネルギーで
快適な室温を保ちやすくなります。
家の断熱性能や
日差しの取り入れ方によって、
冷暖房に必要なエネルギーは
変わるのです。
建築費が安いことと、
住み続けるうえで経済的であることは、
必ずしも同じではありません。

02|使うエネルギーを減らす
「パッシブデザイン」
そこで知っていただきたいのが、
パッシブデザインという考え方です。
パッシブデザインとは、
太陽の光や熱、風など、
自然の力を上手に利用しながら、
快適な住環境をつくる設計手法のこと。

例えば、冬は窓から
太陽の暖かさを取り入れ、
夏は庇や外付けブラインドなどで
強い日差しを遮る。
日中は外からの自然の明るさで
照明なしでも過ごせる。
さらに、断熱性や気密性を高めることで、
室内の暖かさや涼しさを保ちやすくします。
こうした工夫によって、
冷暖房に頼りすぎず、
快適に暮らせる住まいを目指します。
浅井良工務店では、
敷地の日当たりや
周囲の建物の状況なども考慮しながら、
パッシブデザインを家づくりに
取り入れています。
大切なのは、設備を増やす前に、
住まいそのものが使う
エネルギーを減らすこと。
これは、毎月の光熱費を
考えるうえでも重要な視点です。
03|年間7万円の差。
30年ではどうなる?
では、住まいのつくり方によって、
光熱費にはどれくらいの違いが
生まれるのでしょうか。
浅井良工務店が以前紹介した試算では、
太陽光発電を搭載していない
一般的な住宅と、
パッシブデザインを採用した住宅を
一定の条件で比較した場合、
年間でおよそ7万円※1.2.3.4.5の
光熱費の差が生じるという結果が
示されています。

仮に、この差が毎年続くとすれば、

という計算になります。
もちろん、これは
あくまで一定条件による試算です。
実際の光熱費は、家族構成や在宅時間、
冷暖房の使い方、住んでいる地域、
電気料金などによって異なります。
それでも、毎月の小さな違いが、
何十年という時間の中で
大きな金額になることは、
家づくりの予算を考える際に
知っておきたいポイントです。
04|永く暮らす家だから、
建てた後の費用まで考える
住宅の建築費は、
契約前に見積もりで確認できます。
一方、住み始めてからの光熱費は、
実際に暮らしてみるまで
分からない部分もあります。
だからこそ、家づくりの段階で、
断熱性能や日射の取り入れ方、
冷暖房に必要なエネルギーについて、
住宅会社に確認してみることを
おすすめします。

また、住まいの生涯コストを考えるうえでは、
光熱費だけでなく、
将来のメンテナンス費用も
大切なポイントです。
例えば、外壁や木部の塗装、建材の選び方、
防蟻処理の方法などによっても、
必要なメンテナンスの内容や
頻度は変わってきます。
浅井良工務店では、
こうした部分にも目を向け、
建築時の費用だけでなく、
永く住み続けるうえでの
維持管理費まで考えた材料や
工法を選んでいます。

建築費を抑えることも、
もちろん大切です。
ただ、目先の価格だけで
判断するのではなく、
毎月の支出や日々の快適さまで
含めて比較することで、
安心して永く快適に暮らせる住まいが
見えてくるのではないでしょうか。
浅井良工務店では、
パッシブデザインを取り入れた
住まいの考え方や施工事例を、
カタログでもご紹介しています。
これから家づくりを始める方は、
ぜひ参考にしてみてください。
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次回|地震への備えから考える、
家づくりのコスト
家の価格を建築費だけで
判断しないという考え方は、
光熱費だけでなく、
地震への備えにもつながります。
次回は、万が一の地震によって生じる
住まいへの影響や、
SE構法が持つ構造上の特徴について、
将来の暮らしという視点から
考えてみたいと思います。













