DANRAN COLUMN DANRAN人のコラム

SE構法が進化!これからの家づくりの新常識とは?

和歌山県で和歌山・南大阪を中心に
地元密着でSE構法を採用した
家づくりをおこなっている
浅井良工務店です。

リニューアルされた
SE構法を徹底解説

これからの家づくりを考えるとき、
欠かせないキーワードのひとつが
「耐震性」と「住宅性能」です。

浅井良工務店でも採用している
SE構法が、約10年ぶりに
大きな進化を遂げたことを
ご存じでしょうか?

今回は、その「SE構法Ver.3」が
どのような点で進化し、
これから家を建てる方に
どんなメリットをもたらすのかを、
わかりやすくご紹介します。

 

 SE構法Ver.3とは?

SE構法とは、木造でありながら
鉄骨造レベルの強さを
実現できる構法として、
これまで多くの注文住宅で
採用されてきました。

そのSE構法が、約10年の歳月をかけて
新たな段階へと進化。
「Ver.3」として
このほどリリースされました。

背景にあるのは、地球環境への配慮です。
脱炭素化やSDGsの視点から、
大型建築物を木造で建てる動きが
世界中で加速しています。

日本でも、大阪万博の大屋根リングや、
横浜市の11階建て(高さ44m)木造ビル
Port Plus」など、

木造の常識を超えた
プロジェクトが実現しています。

このような流れに対応するために
SE構法も性能を大幅に向上。
従来、階高4.5mであった制限が
6mまで可能
になったり、
スパン9mまでの制限が外れた
りと、
住宅レベルでは想定外だったスペックも
実現可能になりました。

 

戸建の家づくりにおける
メリットは?

「大規模建築の話なら、
自分には関係ない」と
感じた方もいらっしゃるかも
しれません。

しかし、実はこの進化は、
戸建て住宅を建てる私たちにとっても
大きなメリットがあるのです。

注目すべきは、性能が
上がったにもかかわらず、
コストアップはしていない
という点です。

これまで以上の耐震性や自由度を
確保しつつ、費用面では
負担の増加を抑えられる。
これこそがSE構法Ver.3の大きな魅力です。

 

技術進化のポイント

では、具体的に何が変わったのでしょうか?

  1. 金物の改良
    製造方法を見直すことにより、性能の高さを保ったまま、コストダウンすることに成功しました。従来より一回りコンパクトに製造できるようになったためです。さらに、荷重の少ない部材用に新たな小型金物も開発。適材適所で使い分けることで、適切な接合強度を保ちながら、より無駄のない構造設計が可能になります。

  2. 新しい耐力壁「G-BOARD」と
    専用釘「TN釘」

    G-BOARDは、木質廃材を主原料とした構造用パーティクルボードです。100%再生可能な環境にやさしい素材でできています。このG-BOARDに専用開発されたのが、TN釘です。通常の釘より太くて頭が大きく、特殊なスクリュー形状で、より高い固定力を発揮します。壁倍率換算でいうと、現行の建築基準法で合板貼りの耐力壁に求められている壁倍率が2.5倍であるところ、このG-BOARDとTN釘のコンビではなんと11.7倍相当。圧倒的な強度と性能を誇ります。

間取りの自由度もUP!
将来のリフォームも安心

SE構法Ver.3では、住宅に必要な壁量を
圧倒的に少なくしながらも、
高い耐震性能を
確保できるようになったため、
より大きな空間を実現できるようになり、
プランニングによっては、
必要な耐力壁を
外周部に集中させるということも
可能になるかもしれません。

また、将来の間取り変更にも柔軟に
対応できるようになります。

さらに、吹き抜けや大きな開口部を
耐震性を損なわず
プランに組み込める点は、
暮らし始めてからの快適性や
省エネ性を実現する
パッシブデザインを採用する
私たちにとっても、
非常に大きな強みです。

進化するSE構法
家づくりの未来がもっと自由に

これまで約10年の歳月をかけて
試行錯誤を重ね、完成されたSEver.3。

性能を極限まで高めながら、
コストも抑えられる。
このバランスの取れた技術こそが、
大きなメリットといえるでしょう。

耐力壁実験の様子

柱脚金物実験の様子

気候が温暖で
自然エネルギーの恩恵を受ける和歌山の
地理的な特徴を存分に生かせる
パッシブデザインは、
快適な住環境と大開口・大空間が
かなえられるところに
大きな魅力があります。

この設計手法にプラスして
耐震性まで担保できるのです。

強さと自由度の高いプラン
双方の良さを生かし合えることこそ
私たちが自信を持って
ご提案できる理由です。

そして浅井良工務店では、
将来の可変性まで見据えたご提案を
SE構法に精通した設計士が
丁寧におこなっています。

これからの家づくりを、
「強さ」も「自由」も両立できる
次のステージへ。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

+‥‥‥‥‥‥‥‥
和歌山・南大阪で家づくりをお考えの方は
★ 資料請求はこちら
★ 気軽なご相談会『家カフェ』
★ イベント情報はこちら
+‥‥‥‥‥‥‥‥

2025.06.23
0120-460-249 電話をかける