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回想自転車旅行記~52

1969年5月3日 土曜日 晴れ

昨晩、雨でも降ったのか外は濡れているが空は晴れて、サイクリングには上々だ。 デュセルドルフに向かうつもりでいたが、ケルンの街を出る時に出会ったサイクリングのおじさんが「案内してやる」とのことで、後ろについて走ることにした。おじさん、どういうわけか色々と親切にしてくれる。休むたびにビールを飲ませてくれるし、昼食までお世話になる。道中はやはり二人ずれが楽しい。一人で少し淋しい思いで旅していたので今日は久しぶりに楽しいサイクリングが出来た。チューリップは今がシーズンなのか、走っている両サイドの畑や花壇が満開だ。赤・黄・白と艶やかな色合いが目を楽しませてくれるのでありがたい。5時ごろおじさんの後ろを行き先任せで走っていると街中を抜けて又街はずれまで来てしまった。しかしこの村にY.Hがあるとのこと。今日はここに泊まって明日はブレーメンに向かうことにする。今日このY.Hに宿泊しているのは、僕だけのようだ。少し淋しいが気兼ねなしでゆっくりできる。親父と友人に手紙を書く、外は雷が鳴って雨が降っている明日は晴れてくれると良いのだが。

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*書き残していた日記が、5月4日で終わっています。日本に帰って来たのが1970年10 月10日でした。次号からは、思い出、話に切り替えてみます。

2013.09.10

この記事を書いたスタッフ

浅井 良則会長