~つづき。
寮に帰ると、おばさんは玄関で待っていました。
「今日は、えべっさんやけんな、みんなでいっぱいおもち拾ってき
なよ。」
こう言いました。その後に、
「おばさんが、○○(監督)に、練習はよ終わるように言うたんじゃ。おもちぎょうさん拾ってこなあかんからな。ィヒヒヒ。」
恐るべし、おばさんの発言力。って思いました。
ジャージに着替え、寮生5人集合しました。
「これにいっぱいとってきなよ!!!」
特大のゴミ袋を一人一枚渡されました。一番大きいタイプのやつ
です。
「どんだけ取んねん」って、つっこみたかったですけども、その
時は、「おばさんったら」という甘い考えのまま、現場に臨みまし
た。
町の一大イベントですので、大勢の方がスタンバイしており、
大きな掛け声を合図に、もちなげスタートです。
大盤振る舞い、紅白2個入りの袋が、どんどんまかれます。そん
なに取る必要はなかったのですが、厳しい練習から解き放たれ、
調子に乗ってしまい、おばあちゃん達と競争して、必死にもちを拾
いました。
30分後、終了の合図と共に、先輩の集合がかかり、5人でどれだ
け拾ったか確認し、一つのゴミ袋にまとめて、楽しかった余韻にひ
たりながら帰りました。サンタクロースのプレゼントの袋より、ふ
くらんでいたのではないでしょうか?何個あったんやろ???
そして、寮に帰ってみると、僕たちは、またあのすさまじい光景
を目にすることになるのです・・・・・・・。
おばさんが、用意していた、その鍋の大きさといったら・・・。
~~~第3話に続く。
~正月もち事件~ 第2話 <高校青春日記Ⅱ>