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回想自転車旅行記~39

1969年3月6日 木曜日 晴れ 18℃

YHにて朝食をとり、今日ポルトガルに向かうカナダ人と別れを惜しみながらバレンシアの街を後にする。マドリードへの道が少しややこしく3.4回訪ねた、バレンシアの郊外に出られたのが10時半頃だった。マドリードまで353Km。3日で走る予定でいたが、道が石畳と山道それに今日は向かい風なので距離が伸びない。下手をすると丸4日は掛かりそう。今日は天気が良く暖かくて小春日和で、セーター1枚で走っていても汗が流れてくるぐらいだ。桜も梅も同時に満開で気分は最高潮。日本では卒業式だの入学試験で慌ただしくしている時に、自分は呑気に自転車にてヨーロッパで遊んでいるのが申し訳なく思う。バレンシアから50Kmぐらいの所で、乗用車に乗ったスペイン人の夫婦が近寄ってきて「私達もマドリードに行くのだが良かったら自転車を積んであげるから乗らないか?」と言ってくれる。 山道が多いのと向かい風で苦しい時だったのですぐさまOKし、荷物を外して自転車を屋根に載せる、車はさほど大きくないからやっと乗っといる状態だ。奥さんも親切な人でタバコを何度も進めてくれる、アマチヤのカメラマンとのこと「ニコンが良い」としきりに言っていた。 どうも日本光学の関係会社にいるらしい、マドリードの御宅で豪華な夕食をご馳走になり、宿泊までさせて頂く。感謝!

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和歌山で家を建てる 浅井良工務店

2012.07.06

この記事を書いたスタッフ

浅井 良則会長

和歌山に住まう人へ贈る家づくり
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