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回想自転車旅行記~34

201202/08

浅井 良則

1969 2月21日 金曜日 晴れ

 このY.H(マルセイユユースホステル)に居ると食事だけが楽しみだ。昼食後ホステルで出会った仲間と3人で街に出てみる。近くのアパート周辺を歩いてみるが特別にフランスという雰囲気を感じることもなかった。この国の昼休みは2時間以上ある。彼らののんびりとした1日の生活を見ていると、日本で過ごした僕の生活は何だったのだと思う。公園のベンチにて日光浴をしている者、街角の空き地で鉄玉を投げてビリヤードの様なゲームをしている老人達、歩道に乳母車を止めて編み物をしている主婦、1日を味わいながら生活している感じが非常に強い。これで彼らが長生き出来なければおかしい。日本人ももっとこの様な生活習慣を学んで良いと思う。(もっとも経済的に許されるなら)。今の日本の「お金を稼ぐだけの生活」から趣味や楽しみを味わいながら暮らせるようになるには何年かかるだろう。ヨーロッパの人にとって労働は余暇をエンジョイして人生を楽しむための資金調達手段。 日本では生活するための必要経費を稼ぎ出すもので、ちょっと余ったら皆でワイワイ言いながら酒を飲むか、人込みの行楽地に行くぐらいだ。

「あの頃には40年経た現在の日本を想像出来ませんでした」

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和歌山で家を建てる 浅井良工務店

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浅井 良則

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